手作業や仕分け作業に限らず、どんな仕事でも一部で単純な作業が発生する機会があると思います。
特に工場勤務ではピッキングやライン作業など多岐にわたり単純作業をする機会が多いです。
ピッキング、商品加工、内職など同じ作業をしていても作業がとても早い人がいることに疑問をもったことはないでしょうか?
今回は作業が早い人が意識しているポイントを5つに絞って紹介していきます!
1.作業台にこだわりがある
早さを追求するには使いやすさが大切です。
「早さを追求した作業台」は「何も考えていない台」と比べて使いやすい状態になっており、誰が使用しても使いやすい作業台になっています。
特に専用台で作業をする仕事場では作業が早い人の作業台を見ると大きな違いがあります
このように工夫した作業台では作業が早くなるのは想像がつくと思います。
工夫の考え方としては、自分が使う作業台でなくても「使いやすい」と感じるものを真似することで、どんどん作業効率が良くなります。
2.なんとなく物を取っていない
物を早く取ることを意識しています。
作業が早い人が物を取る姿は「まるでボクサーのジャブみたい(笑)」に見えます。
さらに物を落とすミスもありません。
単純作業は手の器用さを重要視されますが、作業速度を上げるには1つ1つの動作を早く動かすことが重要です。
慣れるまでは早く体を動かすために肉体的な強さが必要な部分があります。体力がなければスピードを上げることができません。
そのため未経験者でも若くて体力がある人材は好まれます。
3.時間通りの行動ができている
単純作業には集中することが求められます。
人間の集中力は1時間が限界と言われていることから、作業の工程で小休憩が入ることが多いです。
作業が早い人はこの時間にしっかりと休憩しています。
時間内に作業を終わらせるということは時間通りに帰ることができ、精神的にも安定します。
そのためスケジュールを常に意識しています。
工場の場合どうしても周りの音が大きい場合があります。
その場合は音楽を流すことで集中する環境を作ることもできます。
注意点として音楽に気を取られないように英語か歌詞がないものをチョイスするのがおすすめです。
4.作業以外の時間を無駄と考えている
考える時間や探す時間がなく全作業しています。
時間をいかに有効的に使うかが、作業の早さに直結します。そのため作業の段取りを組んでいる人(作業手順・必要な道具の準備)がほとんどです。
段取りや道具のホームポジションを決めているので「作業以外の時間を無駄」と考えています。
単純作業において作業を中断してしまう無駄な行動は考えるや探す行為です。
特に物を探すというのは非常に無駄で自分の生産の出来高に影響が出ます。
作業が早い人は仕事を始めてから物を探すのではなく少し早く作業場に来て必要なものがどこにあるのか把握し段取りを整えて行動しています。
5.注意点、改善点を見つける
仕事は終わってからが肝になります。
一日の振り返りをおこない日々の小さな改善を繰り返しています。
いわゆるPDCAサイクルを自然と取り入れています。
作業がは早い人は「何が原因か?」「どう改善すればいいか?」をとことん追求しています。
悪いところを1つずつ改善していくと次第に作業スピードにも効果が出ます。
どんなに時間が早くなったとしても完璧な結果というものはありません。
「毎日1つは問題を見つける」と決めて、原因を追求を継続することで作業が早い人になれます。
作業が早くなる行動ができれば、どんな作業にも応用がききます。
所詮は単純作業と言う人もいますが、追求する姿勢はどんな仕事でも活かすことができます!
まとめ
今回は単純作業が早い人が意識している5つのポイントを紹介しました。
意識していなかった部分があればこの記事を参考に明日から新たな一歩を踏み出してみましょう!
余談ですが、Amazonでは仕事の早い人をビデオ撮影し、「チュートリアル」や「参考ビデオ」にして作業効率をあげる試みをしています。
最終的にはロボット化する為のデータ集めだと言われています。
私も色々な職種を経験しましたが単純作業がまったくない会社はありませんでした。
この意識があれば少しづつ時間を作ることができライバルと差別化できます!
ご参考になれば幸いです。
もっと詳しく知りたい方はおすすめの本を紹介しておきます!