ビジネスでよく言われるブレイクスルーという言葉がありますが、【ブレイクスルーポイント】というポイントは理解できているでしょうか？
この言葉の意味を知ることでブレイクスルーについてより理解が深まります。
今回はビジネスで成功したいけど中々成果が出ない。と悩んでいる方に成果をあげる方法と物事を成功に導く思考についてお伝えしていきます。
ブレイクスルーとは？
ブレイクスルーポイントの説明の前にまずはブレイクスルーの意味について説明します。
一般的な言葉の意味としては「現状突破」と言われることが多いです。
アスリートのなかで良く使われる用語となっています。
ブレイクスルー（breakthrough）は「突破口」「飛躍的進歩」といった意味になります。
ブレイク（break）→「壊す」
スルー（through）→「通り抜ける」を組み合わせた言葉で
現状の課題や問題を突破する「現状突破」という意味で使われています。
ビジネスにおいてはブレイクスルーの使い方は少し具体的な内容で使われることが多いです。
「従来の常識や枠組みを打ち破る」「大きな進歩や飛躍的な成長を目指す」などの意味合いで使われます。
新しい発見やアイデアによって、従来のビジネスモデルを変革するような本質的な解決策を見つけ事を意味します。
例えば
「商品の売上が伸びたのはあの時のブレイクスルーがきっかけ」や「失敗を恐れてはブレイクスルーは起こせない」といった使い方をします。
ブレイクスルーポイントとは？
ブレイクスルーについての意味合いについては理解いただけたと思います。
ここからはビジネスにおけるブレイクスルーがおこるポイントについて解説します。
ブレイクスルーポイントとは
ある時を境に成果が急激に伸び出す時期の事を指します。
図の成長曲線のように最初はすごく緩やかな成長だったのに対してある時から急激に成長しています。
この急成長が始まるポイントがブレイクスルーポイントです。
このポイントは理想と現実のギャップが一番離れている場所で、成長や成果が感じにくい時期となっています。
このように1番キツい時期（ブレイクスルーの直前）で諦めてしまうことがほとんどです。
もったいないですがそういった人が多いのが現実です。
もしかするとあなたも今そんな状況かも知れませんし過去を振り返れば中々成果が出ずに諦めた経験もあると思います。
私自身もブレイクスルーポイントの手前で諦めてしまい成果が出ないまま終わることも多々ありました。
しかしブレイクスルーポイントを知ることで『物事には踏ん張りどころがあるという事』です。
その踏ん張りどころを乗り越えれば急成長が待っています！
またブレイクスルーポイントを理解することで、しばらく成果が出なくても当たり前だと思えるマインドになり、より精神的にも安定してより結果がでやすくなります。
なぜならキツイ時期さえ乗り越えれば、必ず成功が待っているからです。
ブレイクスルーポイントを早く迎えるには？
ブレイクスルーポイントは理解頂けたと思うのでここからは少しでも早く成果を出したい。と考えられていると思います。
それには 正しい努力とマインドセット（≒考え方）が必要です。
言い換えれば「無駄な努力はせず、心のリミッターを外そう」という事です。
もう少し具体的に言うと「成功者の成功法を学び成功者の思考を完全に真似る」ことです。
これが最短最速で【ブレイクスルーポイント】を通過し成功へ近付く方法です。
それでは成功法と思考を学ぶ方法について詳しく説明します。
「成功法なんて前から学んでるよ！ でも成果が出ないんだ！」という方もいると思います。
しかし本当に正しく学べているでしょうか？
成功法に加えて自分なりのアレンジを加えてしまっていませんか？
「独自性があっていいじゃないか」 と思うかもしれませんが自分なりのアレンジをして良いのは「成功してから」です。
成功していないうちにアレンジを加えてると成功への道は遠のいてしまいます。
なぜなら 自分はその成功者よりも成功していないからです。
信用していいんですか？
成功者よりも成功できていない自分を・・・
自分のことだと人は盲目になりがちです。
自分を他人に置き換えて考えてみましょう。
もし成功した人の意見をもらう時に成功してない人がアレンジを加えたりしたらどうでしょうか？
「余計な事しないでよ！」って思いますよね。
まず自分より成功している人の方法を徹底的に真似しましょう。
剣道や茶道などの修行で使われる「守破離」という考え方が一番わかりやすい段階を示したものになります。
ブレイクスルー思考について
ブレイクスルーポイントについては理解できたと思います。
ここではブレイクスルー思考について解説します。
成功したいと思いが強いとどうしても、どういった段取りを踏めばいいかわからなくなるものです。
ここでは一般的な問題解決とブレイクスルー思考での問題解決について違いを踏まえながら解説します。
まず一般的な問題解決策の考え方は「現状を把握して」「原因を分析して」「対策を検討・実施する」という流れになることが多いです。
一方ブレイクスルー思考では目の前の課題ではなく「目的」を重要視する思考法になります。
企業や自分がなりたい姿のためにどうすればいいかを考えることです。
未来を創造し実現させるためにどうすればいいか考えるため、より現状の課題を打破する思考法になります。
この思考を身につければ同じ目的をもった人の真似をすることでより成長が早まります。
ブレイクスルーした企業の例
最後にブレイクスルーの成功例として2つの企業を紹介したいと思います。
ユニクロは季節ごとにトレンドの変わるファッション業界において、販売タイミングを逃すことで在庫処分に苦しむ事がありました。
そこでSPA戦略（商品の企画、設計、製造、物流、販売までを全て自社で行う仕組み）を確立させることで、販売サイクルが早い業界でも対応ができ、またコストを抑えることで高品質で低価格な商品を消費者に提供することができました。結果として世界中で拡大し急成長を遂げました。
キーエンスは特にファブレス経営（工場を持たない経営）で成長している会社です。
工場を持たず柔軟性を重視することで、顧客のまだ気づいていないほしい商品やニッチな商品を開発しています。
本来の考え方では人件費や開発コスト、需要が見えないことで、手をつけられない部分ですが、ここに目を向けることで急成長を遂げています。
実際に新製品の中で世界初や業界初が70％を占めている企業になっています。
またこの2つはどちらも共通してファブレス経営で成功した企業とも言えます。
これは経営ビジネスを真似して独自路線を見出した結果のいい参考例になると思います。
まとめ
ビジネスで成功するためのブレイクスルーポイントについて解説しました。
『この内容なら自分でも成功できる』 と思っていただけたのではないでしょうか？
『あきらめずに、継続すれば必ず成功は掴めます。成功者に学んで、愚直に続けて行動していく』だけです。
何も難しいことはありません。 どんどん行動していきましょう！